<中華経済>「自由行」実施から5年、本土からの渡航客3000万人を突破―香港

Record China    2008年7月30日(水) 11時2分

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29日、28日付星島日報によると、6月末現在で中国本土住民を対象に観光目的での香港行きを自由化した制度「自由行」による香港への渡航客は03年7月の実施から延べ3000万人を突破した。写真は春節時、香港で買い物を楽しむ本土からの観光客。

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2008年7月29日、28日付星島日報によると、6月末現在で中国本土住民を対象に観光目的での香港行きを自由化した制度「自由行」による香港への渡航客は03年7月の実施から延べ3000万人を突破した。本土からの観光客の4割超を占めた。実施から28日で丸5年を迎え、「自由行」の対象都市は現時点で49都市に拡大している。

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中国政府は03年、広東省の一部都市を対象に「自由行」を実施。重症急性呼吸器症候群(SARS)の発生後、経済が低迷する香港へのてこ入れの意味もあったとされる。事実、「自由行」の実施後は、貴金属や高級時計などを中心に本土観光客からの消費が伸び、香港経済が回復に向かった経緯がある。

ただし、最近になって本土からの香港への渡航客は縮小傾向にある。本土で欧米や台湾への旅行が解禁されたことが大きな理由で、滞在日数は解禁当時の平均3日から07年には2.3日に縮小、年間消費総額も5200万香港ドルから5100万香港ドルと縮小している。一方、買い物目的で香港を訪れる本土観光客自体は堅調に推移しており、消費額は04年の1600万香港ドルから07年に2200万香港ドルへと拡大した。

香港旅行社協会の胡兆英主席は、「香港の旅行会社は特徴のあるツアー企画を数多く打ち出すことで、本土観光客向けに香港の魅力を再度アピールする必要がある」と述べた。(翻訳・編集/KS)

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