Record China 2018年4月20日(金) 12時50分
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日本で「抗日ドラマ読本」が出版されたことで、中国紙がいまだにドラマにおいて歴史を無視する意識が続いていることに怒りをあらわにする記事を掲載した。写真は抗日ドラマ撮影現場。
2018年4月19日、日本でこのほど出版された「抗日ドラマ読本」は中国ネットで大ウケだが、中国青年報の記事は、いまだにドラマにおいて歴史を無視する意識が続いていることに怒りを示している。
「抗日ドラマ読本 意図せざる反日・愛国コメディー」では21作品が紹介され、「時代背景完全無視」「共産党も大激怒!」「反日プロパガンダどころかもはやギャグ!」などのうたい文句が並ぶ。
こうした本が出版されたことに中国では大ウケで、ネット上には「時代背景完全無視…笑った」「この本、欲しいんだけど…」「複雑な気持ちになった」「海外に恥を…」などさまざまなコメントが書き込まれた。
記事は、「荒唐無稽な内容のドラマは政府の規制でだいぶ減ったが、日本人を極度に醜く描く一方で、中国人のイメージをことさら持ち上げるような内容は歴史を無視する意識から生まれる」とし、「そうした意識は今も完全になくなったわけではない」と指摘。
「ドラマの中で日本軍は中国人に簡単に撃破されてしまうが、実際にはごく短期間で中国の領土の多くを占領している。日本は当時から工業が盛んだったが、中国は立ち遅れた農業国で、外交上も弱者である中国には発言権がなかった」などと論じた。
そして、「人は自分にとって都合のいいものばかりを見たがるが、現実を直視し歴史を尊重しなければ強くなることはできない」と記事は強調している。(翻訳・編集/岡田)
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