Record China 2017年12月1日(金) 0時30分
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27日、韓国・SBSによると、韓国で殺人の現場に居合わせた市民が、騒ぎを見ぬふりをしてその場を立ち去っていたことが分かった。写真は韓国。
2017年11月27日、韓国・SBSによると、韓国で殺人の現場に居合わせた市民が、騒ぎを見ぬふりをしてその場を立ち去っていたことが分かった。
26日午後6時10分ごろ、24歳の夫が22歳の妻を数回にわたって凶器で刺し、妻が死亡する事件が起こった。協議離婚の調停中だった夫婦は別居しており、夫が実家に身を寄せていた妻の元を訪れ、あらかじめ用意していた凶器で殺害したとみられている。
犯行現場は妻が暮らしていたアパート前の路上。夫が凶器を取り出す前、もみ合いの末に夫が妻を押し倒したところで、1台のバイクが現場の横を通り過ぎた。しかしバイクの運転手は争いを止めることもなく現場を素通りしてしまった。
妻が刺された後、また別のバイクが現場を通り掛かり、この運転手と近所のコンビニエンスストアの店長の通報により警察と救急車が現場に到着したものの、結局妻は死亡した。通報者は「私が(現場に)着くより先に、バイク1台がここにいた。見物していた人もいたが、その人は何の措置も取っていないようだった」と話し、「見て見ぬふり」をした目撃者の存在について証言したという。
SBSは、惨劇を防ぐに至らなかった目撃者の「無関心」を批判的に報じたが、記事に寄せられたコメントをみると、ネットユーザーはむしろ目撃者を擁護する意見が大勢のようだ。「目撃者を責めるのは良くない」「犯行を目撃したら安全な所に逃げてから通報するのが正解。けんかを止めようとしてけがしたり死んだりしたらとんだ災難だ。誰も補償や責任を取ってはくれない」「そもそも殺人は(目撃者でなく)夫がやったこと」といった声が多数の共感を集めている。
また「韓国の法律があまりにもおかしいから」と、問題の背景が司法にあるとの指摘も目立ち、「変に巻き込まれたら、良くても暴行罪を着せられる」「以前、女性が殴られてるところに仲裁に入った人が婦女暴行容疑で捕まったという記事を読んだ。恐ろしくて仲裁になど入れない」「夜中に住居無断侵入犯を追い出したら、暴行容疑で4時間取り調べを受けた」などのコメントも。
その他「助けてくれたらありがたいけど、助けなかったからってたたかれる時代は終わった」との指摘もあった。(翻訳・編集/松村)
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