2008年8月5日、京華時報によれば、中国人保財険公司の副総裁でオリンピックの保険業務を担当している王和（ワン・ホー）氏は、オリンピックの保険保障システムが正式に始動したことを明らかにした。

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王氏によれば、保険システムによりオリンピックとパラリンピックの活動、関係者および財産のすべてがカバーされている。観客の安全問題に関しては、北京オリンピック組織委が総合賠償責任保険に加入しており、床が滑るなどにより観客が転んで怪我をした場合なども保障の範囲内になるという。財産保険の面では、価値の最も高いメインスタジアム“鳥の巣”の保険金額が最高34億5000万元（約517億5000万円）で、総建築費の約1．5倍の額。

選手については、国際的な慣例に従って、選手1人につき30万元（約450万円）の保険金額となっているが、中国代表選手にはさらに70万元（約1050万円）が追加され、合計100万元（約1500万円）の保険金額になっているという。（翻訳・編集/岡田）