公共バス、制服警官が乗車し安全確保―新疆ウイグル自治区

Record China    2008年8月6日(水) 0時32分

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5日、新疆ウイグル自治区ウルムチ市では、実弾入りの拳銃や催涙ガスなどを装備した警察官が公共バスに乗り込み、安全確保に努めているという。写真は8月4日、ウルムチ市内のバスを巡回する警察。

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2008年8月5日、「ウルムチ晩報」の報道によると、新疆ウイグル自治区ウルムチ市では、実弾入りの拳銃や催涙ガスなどを装備した制服着用の警察官が公共バスに乗り込み、安全確保に努めているという。 

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少数民族のウイグル族が多く居住する同地区では、中国からの分離・独立を求めるイスラム過激派勢力の活動が活発化しており、4日午前にはカシュガル市で国境警備隊が襲撃され32人の死傷者を出したばかり。

こうした状況の中、同自治区の省都・ウルムチ市では安全確保のため、公共バスに武器を携帯した警察官が乗車し、警備にあたっている。

同市の公共バスは全129路線、4300台の車両で運行されており、現在約30人の警察官が、通勤時間帯を中心に1人1日あたり最低50回以上乗車して警戒中。

手荷物検査なども随時実施され、乗客にはわずらわしさが伴うものの、7月21日に昆明で発生したバス連続爆破事件の影響もあり、市民の反応は「安心できる」「安全だ」など非常に好評で、スリ被害の件数も半分以下に減ったという。

当局では今後人員を80名体制に拡大し、更なる安全の確保を予定している。(翻訳・編集/HA)

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