2017年12月4日、中国のポータルサイト・今日頭条に「これらの『日本の特色』はやはりとても学ぶに値する」題した記事が掲載された。

記事は、日本国内で見られる「日本の特色」あふれる事象を9つ紹介している。1つ目は「動物と握手ができる動物園」とし、動物と触れ合ったり、エサを与えたりできる体験メニューが充実していることを伝えた。

2つ目は、ボトル入りのガムに噛んだ後のガムを包んで捨てるための紙の束が入っていること。3つ目は携帯式の灰皿があること。「日本人は吸い殻をポイ捨てしない」と紹介した。4つ目は、屋内に設置されたランプで、外で雨が降ってくると雨のマークが光る。5つ目は坂道で歩道を走る自転車がスピードを出し過ぎないようにするために、わざと互い違いに設置されたポールコーンだ。

6つ目は古い電話ボックスを利用した巨大金魚水槽、7つ目は各都市ごとにオリジナルのデザインを採用しているマンホールのふた、8つ目は室内で自走して近くまで来てくれる冷蔵庫、そして、9つ目は側面から荷室を開けることができる貨物トラックだった。いずれも、利用者のことが考えつくされたデザイン、設計と言えるだろう。

中国のネットユーザーは「日本がかつてわが国を傷つけたことはとても恨めしいが、参考にすべき良い習慣を見たらやはりそれを広めたいと思う」「日本にはわれわれが学ぶべき点がある。それは、他人に自分よりも優れている点があるのをを否定しないことだ」「他の部分はさておき、日本と比べて中国人の環境保護意識の遅れっぷりは50年どころの話ではない」など、日本の優れた面を称えるコメントを寄せた。

また、「中国も今はだいぶ発展しているが、本当に先進国になるには貧困者、細かい部分への配慮、そして未来という3つの問題にケリをつけなければならない」との意見も見られた。中には、「われわれのマンホールもすごいぞ。路面に対して凹んでいるか出っ張っているかのどちらかで、車が通れば大きな音がする。それは、スピードに注意せよという警告なのだ。そして大雨が降れば水が溢れ出して黄河の滝のごとく街を流れる。その景観は素晴らしいのである」といった皮肉たっぷりのコメントを残すユーザーもいた。（翻訳・編集/川尻）