Record China 2017年12月7日(木) 10時30分
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5日、米華字メディア・多維新聞によると、第2期習近平政権で、党の規律部門トップである中央規律検査委員会書記に趙楽際氏が就任したことを受け、地方政府幹部の自殺が増加している。資料写真。
2017年12月5日、米華字メディア・多維新聞によると、第2期習近平(シー・ジンピン)政権で、党の規律部門トップである中央規律検査委員会書記に趙楽際(ジアオ・ラージー)氏が就任したことを受け、地方政府幹部の自殺が増加している。趙氏が推進する反腐敗キャンペーンが理由とみられるという。
記事によると、10月下旬の趙氏就任後、広東省河源市、上海市、河北省衡水市、河南省平頂市、湖南省、内モンゴル自治区、人民解放軍などの地方政府、組織・軍の幹部が相次いで自殺した。中国では習主席による官僚・公務員の反腐敗キャンペーンの強化を受け、組織幹部の自殺が13年の7人から14年は39人に急増。13年から16年までの4年間で自殺者は120人に達しているという。
自殺の急増について、英BBCは「汚職の当事者が自殺することで、家族が隠し持つ財産を守ることができるだけでなく、芋づる式に同僚が摘発されることも防げる」と指摘。中国人民大学国家発展戦略研究院の専門家は「腐敗官僚にとって自殺は3つの利点を生む」と説明。「まずは証拠の隠滅と同僚の保護。次に家族の既得利益の保全。最後に圧力をかけられ、強制的に認めてしまうことから逃れられる」と話しているという。(翻訳・編集/大宮)
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