2008年8月18日、北京五輪の使用済みチケットが高値で取引されていることがわかった。特に人気なのは開会式。ネット上には専門の取引サイトまで出現している。人民日報が伝えた。

【その他の写真】

各試合会場の外には、試合観戦が終わった観客に声を掛け「使用済みチケット」を集める業者がたむろしている。専門の取引サイトで、五輪記念硬貨や記念紙幣と並んでコレクターに人気のアイテムとなっているという。

取引価格は、陸上、サッカー、バスケット、飛び込み、体操など中国の得意種目になるほど価値が高くなり、最低でも1枚50元（約750円）以上になる。男子バスケット中国対米国の試合になると1枚300元（約4500円）、中国期待の「アジアの昇り龍」、陸上の劉翔（リウ・シアン）選手の試合ともなれば1枚2000元（約3万円）に跳ね上がる。

その中で、最も人気なのは開閉会式。もともと希少な上、実名制での購入が義務付けられたため世界でたった1枚というプレミア付き。そのため、すでに数万元（1元＝約15円）もの高値で取引されており、コレクターにとっては垂涎のお宝となっている。（翻訳・編集/NN）