2008年08月18日、18日付第一財経日報によると、8月末に08年6月中間期決算を発表する中国石油天然気（ペトロチャイナ）と中国石油化工（シノペック）の国営石油大手2社について、中国最大手の投資銀行、中国国際金融公司（CICC）はこのほど、この期は2社ともに減益となる予想を発表した。

CICCによると、原油高による精製コストの拡大が依然として深刻で、純利益はペトロチャイナが前年同期比38．6％減の502億3000万元、シノペックが78％減の81億4000万元となる予想。シノペックの石油精製部門の損失は489億元となる見通し。

ただ、7月中旬以降、国際原油価格が下落していることから、一部の予想機関は2社の業績は第3四半期（7−9月）以降に上向くと予想。シティグループはペトロチャイナの純利益について、第3四半期は前年同期比13％増、石油製品の追加値上げがあれば第4四半期（10−12月）に18％増加すると予想した。（翻訳・編集/HI）