<北京五輪・関連>「付け焼刃のマナー指導」に効果なし、観客が未熟―中国紙

Record China    2008年8月20日(水) 10時41分

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19日、中国紙は「度重なる観客への注意は、中国スポーツ文化の未熟さの表れ」と題する論評を掲載。「金メダル数だけ多くても、外国からは尊敬されない」とし、観客のマナー改善を呼び掛けた。写真は自国選手に声援を送る中国人応援団。

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2008年8月19日、中国新聞社(電子版)は、「度重なる観客への注意は、中国スポーツ文化の未熟さの表れ」と題する論評を掲載。「金メダルの数だけ多くても、外国からは尊敬されない」とし、観客のマナー改善を呼び掛けた。

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論評では、「中国人観客は、自国の選手からもその観戦マナーを度々注意されている」と指摘。男子体操で「つり輪王」の異名を取る、陳一冰(チェン・イービン)選手は、いつまでも鳴り止まない歓喜の大声援に「シー」と合図。次に演技する外国人選手に配慮し、観客席に向かって人差し指を口に当て「静かにするよう」促した。また、テニスの李娜(リー・ナー)選手は大事な1球を、空気を読まない声援で逃し、味方の観客に向かって怒りの雄叫びを上げている。

論評では「単にマナーを知らない人」や「自国選手しか見えない人」、そして「スポーツ観戦というより、近くだから見に行こう」という野次馬根性で見に来る人が多いためと分析する。だが、「3代続いて初めて貴族」という言葉があるようにマナーというものは一朝一夕では身につかない。論評は「今大会で外国人審判が唯一覚えた中国語は『静かに』だった。これは今後の大きな課題である」と締めくくった。(翻訳・編集/NN)

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