2008年8月19日、19日付香港・経済通によると、四川省の黄彦蓉副省長はこのほど、5月12日に発生した四川大地震に絡み、12日現在で震災の被害を受けた工業企業の93．4％が営業を再開したと発表した。

黄副省長によると、農業生産は順調で、現在の農作物出荷量は震災前の春季に比べ増加傾向にある。またテントなど仮設施設を建設したことで、商業施設も92％が営業を始めている。

黄副省長はまた、今後3年の復興作業に、3700万トンの鋼材、3億7000万トンのセメントが必要になるとの見方を示した。同省政府は建材メーカーの復旧を最優先に進めており、うちセメントメーカーは現在までに全体の87％が生産を再開した。08年内にはすべてのセメントメーカーが生産できる見通しという。

黄小祥副省長が7月1日に明らかにしたところによると、四川大地震による直接的な経済損失は1兆元を超え、地震で倒壊した家屋は約450万棟に上った。民政部の8月11日の発表では、死者・行方不明者が8万7000人超、負傷者が37万4640人に達した。（翻訳・編集/KS）