「中台開戦の可能性、ますます縮小」と分析―米専門家

Record China    2008年8月22日(金) 9時9分

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20日、米国の著名な軍事評論家は「中国は名実ともに軍事大国になってきているが、台湾海峡をはさんでの中台開戦の可能性はますます小さくなっている」と分析。写真は08年8月、済南空軍による軍事演習。

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2008年8月20日、米国の著名な軍事評論家で米海軍大学のジョナサン・ポラック(Jonathan Pollack)教授はシドニー大学米国研究センターに招かれ、現在オーストラリアを訪問中。同教授は「The Australian」紙のインタビューに対し、「中国は今後さらに実力を備えた軍事大国になると思われるが、台湾海峡をはさんでの中台開戦の可能性はますます小さくなっている」と語った。「中国新聞網」がこれを伝えた。

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ポラック教授は「台湾当局が大陸を激怒させぬよう努力を続ければ、大陸が台湾に武力行使する可能性は低くなる」と話し、「中国の軍事力が今後さらに強大になっても、この状況は変わらない」と予想。「米国政府は現在、冷戦後の国際的長期戦略の見直しを迫られているが、問題なのは米国の外交政策が軍事覇権主義に陥っていることだ」と述べ、イラクやアフガニスタン問題を話し合いではなく軍事力によって解決しようとしてきた米国の姿勢を批判した。

ポラック氏はさらに「中台両岸を往来して30年以上になるが、最近台湾を訪問してわかったことは、台湾当局が大陸との長期的な共存の道を模索している点だ。ただ今のところその条件などは不透明だ」と話している。(翻訳・編集/本郷)

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