<北京五輪・関連>「カンフーサッカー」に相次ぐ国内バッシング、元文化部長が痛烈批判―中国

Record China    2008年8月23日(土) 22時37分

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22日、北京五輪で1次リーグ敗退を喫した男子サッカー中国代表チームに対して、自国サポーターがインターネット上で激しいバッシングを展開している件について、中国文化部の元部長・王蒙氏が不快感を示した。写真は17日、瀋陽市のサッカー会場前のサポーターら。

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2008年8月22日、北京五輪で1次リーグ敗退を喫した男子サッカー中国代表チームに対して、自国サポーターがインターネット上で激しいバッシングを展開している件について、中国文化部の元部長で作家の王蒙(ワン・モン)氏は、「(こうしたバッシングは)文明的ではない」などと述べ、不快感を示した。同日付で大手ポータルサイト「網易(NETEASE)」が伝えた。

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悪質なラフプレーで「カンフーサッカー」と揶揄されることも多い中国代表チーム。10日に行われた北京五輪男子サッカー1次リーグ・中国対ベルギー戦でも跳び蹴り、報復行為で2人の退場者を出すなど再び醜態をさらしたあげく、0対2で惨敗を喫した。自国開催の五輪だけに「決勝トーナメント進出」を目標に掲げていたが、3試合で1勝もできず引き分けによる勝ち点1で、1次リーグ敗退が決まった。あまりの不甲斐ない闘いに自国サポーターの間でも不満が高まり、インターネットの掲示板では批判の声が相次いだ。

このエスカレートするバッシングに苦言を呈したのが王氏だ。代表チームに罵詈(ばり)雑言を浴びせ、楽しむ行為について「非常に不快。(こうしたバッシングは)浅はかで、文明的ではない」などと非難。「ほかの競技がメダルラッシュに沸くなかで、われわれは代表チームに良い結果を求めすぎた。(チームの勝利のために選手らは)力いっぱい闘った」と語った。さらに、「勝てば褒めそやし、負ければ叩くという行為は、オリンピック精神とかけ離れている」と述べ、自国サポーターを痛烈に批判した。(翻訳・編集/SN)

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