2008年8月21日、「健康北京10年行動計画（草案）」が提出され、2017年まで北京市民の寿命を81．2歳に、学生の肥満率を15〜16％に抑える目標が設定されていることが分かった。22日、北京晩報が伝えた。

【その他の写真】

「健康北京10年行動計画（草案）」は、“健康オリンピック、健康北京”をテーマに全市民の健康活動を重要な内容としている。寿命や学生の肥満以外にも、2017年までに18〜35歳の成人が高血圧になる割合を65％以下に抑え、小学生の視力低下率を0．5％以下に抑えることなどを盛り込んでいる。

このほか市では、今後10年で10項目に及ぶ健康行動を推進していく。例えば、市内の大型体育館の使用料を引き下げて市民が運動しやすいよう便宜を図り、各企業・組織では職員のフィットネス運動を奨励、また、60歳以上の白内障患者に無料で手術を施すなど。従業員数の多い企業・組織では、社員食堂で減塩、減オイルのメニューを出し、各自独自の料理を選んで市民に推薦していく。

さらに一部のショップ、スーパーでは、低塩、低脂肪食品の専用売り場を設け、薬局、医療品の販売店では血圧測定の無料サービスを提供する店舗を増やしていく。（翻訳・編集/汪葉月）