<中華経済>航空3社の為替差益は64億元、純利益合計の3倍に―中国

Record China    2008年8月27日(水) 18時47分

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27日、中国の航空大手3社の08年6月中間期決算の為替差益が64億0500万元となり、同3社のこの期の純利益の合計である21億6200万元の約3倍に達した。

2008年8月27日、27日付上海証券報によると、中国の航空大手3社の08年6月中間期決算の為替差益が64億0500万元となり、同3社のこの期の純利益の合計である21億6200万元の約3倍に達した。

人民元の対米ドル相場は08年に入り上げ足を速め、上半期の上昇率は07年通年の上昇率にほぼ並ぶ6.5%に達した。航空会社は多額の米ドル建て負債を抱えているため、人民元高による負債の目減りで為替差益を計上。大手3社の為替差益は、中国国際航空が前年同期比125%増の19億0100万元、東方航空が163%増の19億0600万元、南方航空が105%増の25億9800万元と各社ともに倍以上に拡大した。

ただ3社ともに原油高による燃料高騰でコストが大幅に増大し、収益力が悪化。この期の純利益は各社の為替差益を大幅に下回った。各社の純利益は、中国国際航空が前年同期比1.38%減の12億8200万元、東方航空が28.5%減の4200万元、南方航空が368%増の8億3800万元。

南方航空は為替差益の計上に加えて、子会社株の売却で3700万元の特別利益を計上するなどして、営業外収益が447.2%増の21億1200万人民元となり大幅増益となった。(翻訳・編集/HI)

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