<サッカー>名将が失意の帰国=カンフーサッカー変えられず―中国

Record China    2008年8月30日(土) 19時30分

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28日、中国サッカー男子五輪代表のデュイコビッチ監督が帰国の途についた。ガーナ代表を率いドイツワールドカップに出場した世界的名将は中国で失敗、五輪前に指揮権を剥奪されるなどの屈辱を味わった。写真は北京空港を後にするデュイコビッチ監督。

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2008年8月28日、中国サッカー男子五輪代表監督兼代表総監督のラトミール・デュイコビッチ氏が帰国の途についた。ガーナ代表を率い2006年のドイツワールドカップに出場した世界的名将は中国で失敗、五輪前に指揮権を剥奪されるなどの屈辱を味わった。29日、体壇週報が伝えた。

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2006年、ガーナ代表監督を辞任したデュイコビッチ監督は中国五輪代表監督に就任、同年のトゥーロン国際大会で準優勝するなど手腕を見せ、国民からの信頼を勝ち取った。しかし、高い評価から代表総監督に就任したのが大きな分岐点となった。2010年ワールドカップの出場権を逃すと同監督に批判が集中、ついに五輪を前にして指揮権剥奪という事態にいたった。

帰国直前に体壇週報の取材を受けたデュイコビッチ監督は、五輪代表候補選手最終リストに自らが知らない選手3人が加えられていたことが中国サッカー協会との決定的な決裂を招いたと告白、その後チームを率いた殷鉄生(イン・ティエション)コーチがチームを崩壊させたと批判した。

今後について問われたデュイコビッチ監督は、中国スーパーリーグの数チームからオファーが来ていることを認めたが、「今は休みたい」と話した。また、中国在職中にはガーナ代表から監督に戻るようオファーがあったというがそれも断ったと明かし、「もう2度と中国で仕事することはないかもしれない」とこぼした。(翻訳・編集/KT)

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