2008年8月29日、北京市警察の発表によると、五輪期間中に発生したひったくり・スリの事件930件あまりにおいて、逮捕された犯人は1000人あまり、うち外国籍の犯人が40人含まれていたことがわかった。中国新聞社（電子版）が伝えた。

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北京市公安局刑偵総隊の馬曦初（マー・シーチュウ）副総隊長によれば、8月11日午後1時ごろ、大型ショッピングモールの東方新天地内にある高級携帯電話ショップ「Vertu」で、合計20万元（約300万円）あまりの英国製Vertu携帯が2台盗まれた。ショーケースにこじ開けられた跡があり、防犯用ビデオカメラの映像から、3人の外国人容疑者を割り出し、14日早朝、朝陽区のホテル内で逮捕、盗まれた携帯電話を押収した。

捜査によると、この外国人窃盗犯3人は、各国で暗躍するプロの窃盗団員。供述により、五輪観戦の名目で入国し、高級品を扱うショップを狙い犯行に及んでいたことが分かった。

馬副総隊長は、パラリンピック開催間近のため、五輪会場や繁華街、観光地を重点的に1000人あまりの巡回警備員を投入して防犯に務めたいと述べた。（翻訳・編集/中原）