Record China 2017年12月22日(金) 15時0分
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韓国の5人組男性グループ「SHINee」のメンバー・ジョンヒョンさんの突然の訃報は、日本や中国でも衝撃が広がっている。自殺とみられ、韓国紙は「華麗な自分と孤独な自分、自我乖離が大きかった」と報じている。資料写真。
2017年12月23日、韓国の5人組男性アイドルグループ「SHINee(シャイニー)」のメンバー・ジョンヒョンさん(27)の突然の訃報は、日本や中国でも衝撃が広がっている。自殺とみられ、韓国紙が「華麗なステージ上の自分と孤独な自分、自我乖離(かいり)が大きかった」と報じるなど、背景をめぐっても臆測を呼んでいる。
ジョンヒョンさんは08年5月にSHINeeのメンバーとしてデビュー。「Replay」「LUCIFER」「Sherlock」など、数々の曲をヒットさせてきた。シンガー・ソングライターとして多くの音楽も残しており、「BREATHE(ため息)」「End of a day(1日の終わり)」などは死後、音源チャートの上位に再びランクインしている。SHINeeは日本でも15年以来、4年連続となる東京ドームでのコンサートを来年2月に開催することが決まっていた。
聯合ニュースなどによると、警察当局は18日午後4時40分ごろ、ジョンヒョンさんの姉から「弟から自殺をほのめかすような内容の携帯電話メッセージを受け取った」との通報を受け、携帯電話の位置情報で同6時10分ごろ、ソウル・清潭洞の宿泊施設で倒れているジョンヒョンさんを見つけた。発見時にはすでに心肺停止の状態だったとされ、搬送先の病院で死亡が確認された。
発見された部屋では練炭のような物が燃えているフライパンが見つかり、警察はジョンヒョンさんが自殺を図ったとみて、経緯などを調べている。19日に公開された遺書には「僕は僕を憎んだ」「僕は完全に一人だった」「なぜこんなにまで痛いのか、不思議なことだ」「僕よりもつらい人たちもちゃんと生きているのに」などと書かれていた、という。
朝鮮日報はジョンヒョンさんの死について、自殺を望む人々の相談を30年間にわたり受けている「いのちの電話」のハ・サンフン院長の「有名人ほど心の中に二つの自我を抱えて生きている」との見方を紹介。同院長は「『人気もお金もある素晴らしい存在』が一方の自分だとすれば、『孤独でつらくて弱くて揺らいでいる存在』はもう一方の自分だと言える。ジョンヒョンさんはこの二つの自分の乖離がほかの人よりもはるかに大きかったのだろう」と分析している。
海外でも人気を集めていたジョンヒョンさんの葬儀が営まれた21日、韓国外務省は公式ツイッターに4枚の写真をアップ。「韓国大使館の前に追悼の空間をつくり、ジョンヒョンさんをたたえると同時に悲しみを分かち合う現地ファンたちの姿を伝えます。故人の冥福を祈ります」と書き込んだ。写真には海外の韓国大使館の前で追悼する海外ファンたちの姿や遺影に捧げられた花などが使われている。(編集/日向)
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