Record China 2008年9月1日(月) 20時49分
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8月30日、中国では毎年、中秋節は賄賂シーズンだ。政府が高価な月餅の販売を禁じても、規制スレスレの商品が後を絶たない。あるメーカーは純金製の月餅を売り出した。写真は蘇州の金属店が販売している純金製月餅。
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2008年8月30日、林檎日報によれば、あるメーカーが“金の月餅”を売り出した。月餅1個につき使われている金は10gで、グラム当たりの価格は218元(約3270円)。この月餅が1箱に4個詰められており、価格は1万元(約15万円)以上になる。
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月餅と銘打ってはいるが、純金製なので当然食べることはできず、食品でもないため、政府の打ち出した月餅の規制対象にはならない。中秋節の賄賂向け商品としか思えない、この純金製月餅の登場に、広州市民は冷ややかな態度だ。しかも、純度99.99%の純金は現在グラムあたり183.76元(約2756円)となっており、金の月餅は34元(約510円)以上割高という計算になる。しかしこの月餅が北京では大流行で、1日で100万元(約1500万円)分は売れると見積もられているのだという。
高価な純金製の月餅に踊る人もいれば、月餅に苦しむ人たちもいる。武漢のあるレストランでは、店舗の塗装を行ったが、作業員に支払う代金の一部を店の月餅引換券で支払った。1人につき250元(約3750円)の月餅引換券、子供の授業料にもならないと作業員たちは嘆いているという。(翻訳・編集/岡田)
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