Record China 2020年3月31日(火) 21時40分
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30日、中国のポータルサイト百度に、日本在住の中国人が「日本の文具が中国人に愛される理由」について紹介する文章が掲載された。写真は日本の文具。
2020年3月30日、中国のポータルサイト百度に、日本在住の中国人が「日本の文具が中国人に愛される理由」について紹介する文章が掲載された。以下はその概要。
新型コロナウイルスの影響により、仕事が暇になってしまった。不意に以前帰国した際に友人に買って帰る商品リストを見た。その時は何とも思わなかったのだが、爪切りなどの日用品や文具のリクエストが結構あった。中国人が日本の文具を好むのは、「便利で使いやすい」からこそなのだろう。
日本に来るまで、文具といえばペンにノート、消しゴム、定規程度の知識だった。それが日本に来てみてこんなにたくさんの文具があるということに気付いた。特に言及したいのは、日本のボールペンはとても丈夫なうえにスラスラ書けるということ。先端を床に落としてしまっても、つぶれることなく書けるのだ。そして、0.3ミリ、0.5ミリ、0.7ミリと太さのバリエーションも豊かであることに、初めのころはとても驚いた。
そして、日本人はノートにも特別なこだわりを持っている。店にはビジネス用ノート、学習用ノート、日常生活用ノートと、あらゆるノートが売られている。理系の学生に大人気なのはフリーハンドで正確な寸法の図が描ける方眼罫ノートで、小中学校の子どもたちは教科ごとにそれぞれ異なる罫線が入ったノートを使う。
日本ではホワイトボードの使用頻度が高く、裏がマグネットになったシート状のホワイトボードはオフィスだけでなく、家庭でも重宝する。冷蔵庫やドアなどにくっつき、付箋感覚でメモを残せる。ホワイトボードと言えば、書いた内容をプリントアウトできるものまである。
最後に紹介したいのは、手帳だ。日本人の手帳はもはや単なる記録の用途をはるかに超越しており、「趣味」の領域に入っている。例えば、天文愛好者に人気の「天体手帳」には天文に関する常識のほか、天体の動きや観測方法、時間まで記載されているのだ。
手帳は日本人にとって、計画や生活の象徴ともいえる存在。手帳を基に自らの行動を決める人もいる。まさに「手帳人生」なのである。
文具は、細かい部分まで徹底的に考え、非常に周到に分類するという日本人が持つ性格の一面を表している。そして、日本の文具がこれほどまでに人気なのは、単に品質が優れているだけではなく、使用者が感動するような細かい部分の工夫や配慮が詰まっているからなのだ。(翻訳・編集/川尻)
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