2008年9月1日、「上海環球金融中心（上海ワールド・ファイナンシャル・センター、通称「上海ヒルズ」）79〜93階にあるパークハイアット上海が正式にオープンした。世界最高地点にあるホテルの最も高い部屋は1泊8万8000元（約132万円）と、宿泊料金でも上海ホテル業界の最高値を記録したという。2日、浙江在線が伝えた。

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同ホテルは、米国ハイアット・ホテルズ・アンド・リゾーツ初のパークハイアット・ブランドのホテル。ニューヨークの著名な建築家Tony Chi氏が「モダン中国式プライベート住宅」を理念に設計、贅の限りを尽くした豪華さを特長とする。客室174室は全室スイートで、部屋の広さは最大194平方メートル、最少で55平方メートル。部屋ごとに専属の給仕を配している。

また、プール、ロビー、会議室など“世界一”の施設を多く持つことから、宿泊費も実に高い。最高額の部屋は1泊8万8000元で、55平方メートルのスイートでも約5000元（約7万5000円）。しかも、15％のサービス料は含まれていない。

同ホテルによると、予約は今年6月から受け始め、すでに10月末まで満室。予約客の多くは外国人だという。

ハイアット・ホテルズ・アンド・リゾーツは現在、上海でハイアットリージェンシー、ハイアット・オン・ザ・バンド、パークハイアットの3ブランドのホテルを展開。今後2〜3年で中国に12店舗をオープンする予定で、現在の11店舗と合わせて23店となることから、高級ホテル業界の競争はさらに熾烈を極めると見られている。（翻訳・編集/汪葉月）