Record China 2020年8月25日(火) 21時30分
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中国外交部の趙立堅報道官は25日、国際海洋法裁判所の裁判官に中国の段潔竜氏が選出されたことについて、「多国間主義を守るという国際社会の決意が体現された」と指摘した。写真はニューヨークの国連本部。
中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官は25日、独ハンブルクにある国際海洋法裁判所の裁判官に中国の段潔竜(ドゥアン・ジエロン)氏が選出されたことについて、感謝の意を示すとともに「多国間主義を守るという国際社会の決意が体現された」と指摘した。中国紙・環球時報が伝えた。
段氏は2015年7月から駐ハンガリー大使を務めており、24日に国連本部で開かれた国連海洋法条約の第30回締約国会議で裁判官に選出された。
25日の定例記者会見でこの件について問われた趙報道官は、段氏が1回目の投票で149票を得て当選を決めたことを説明。「任期は10月1日から2029年9月末までだ」とし、段氏を支持した国に感謝の意を示した。また、「国際海洋法裁判所は国連海洋法条約に基づいて設立された重要な国際司法機関だ」と述べ、「段氏が締約国の広い支持を得たことは同氏の資質に対する国際社会の認可を反映したものであり、国際海洋法裁判所に対する中国の貢献を肯定するものだ。多国間主義と国際法治を守ろうという国際社会の決意の体現でもある」と指摘した。(翻訳・編集/野谷)
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