<北京五輪特集・悲劇のアスリート10/10>13億人の失望を一身に浴びた劉翔(陸上)

Record China    2008年9月5日(金) 23時7分

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24日、ついに北京五輪が閉幕。数多くの歓喜のドラマの陰で悔し涙を飲んだ「悲劇のアスリート」10人にスポットを当てた。第10回は、陸上の中国代表、劉翔選手。

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2008年8月24日、ついに北京五輪が閉幕した。17日に渡る盛大な祭典では、歓喜のドラマが数多く生まれた一方、悔し涙を飲んだ選手も存在する。中国中央電視台(CCTV、電子版)が「悲劇のアスリート」10人にスポットを当てた。

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陸上の中国代表、劉翔(リウ・シアン) 選手(25)は、ほとんどがアフリカ系で占められる現代陸上競技の世界にひとり食い込み、中国陸上界に夜明けを導いたアジアの誇りである。その存在は単なる“人気アスリート”で片付けられるものではなく、いつしか「中華民族の顔」にまで持ち上げられていった。その重圧たるや、どんなに重いものであったろうか。数年来、患っていた右足の負傷をひた隠し、スタートラインに立った劉翔だったが、本番を前にして棄権するという最悪の悲劇を演じる結果となった。

■劉翔(リウ・シアン) (25)

1983年生まれ、上海市出身の陸上(110m障害)選手。NBAプレイヤーのヤオ・ミン(姚明)選手とともに、中国人気アスリートの双璧をなす存在。アテネ五輪で中国人男子陸上初の金メダルを獲得、世界の陸上界に突然の華々しいデビューを飾る。その後、06年ローザンヌ国際では12秒88の世界新を記録、07年世界陸上選手権でも金メダルと輝かしい成績を残し、「アジアの昇り龍」と称される。(翻訳・編集/愛玉)

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