チャン・ツィイーなど大物芸能人が次々に「香港人」へ―中国

Record China    2008年9月9日(火) 18時35分

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8日、近年来、少なからぬ大物芸能人が中国本土の戸籍を捨て、「中国人」から「香港人」になっている。なぜ戸籍を香港へ移そうとしているのだろうか。写真はチャン・ツィイー。

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2008年9月8日、成都晩報によると、近年来、少なからぬ大物芸能人が中国本土の戸籍を捨て、「中国人」から「香港人」になっている。香港の戸籍にはどのようなメリットがあるのだろうか。

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北京五輪の開会式でも演奏したピアニストのラン・ラン(郎朗)や、同じくピアノストのユンディ・リ(李雲迪)がすでに香港の戸籍を取得したほか、バリトン歌手の廖昌永(リャオ・チャンヨン)、昨年のベネチア国際映画祭グランプリ受賞作「ラスト・コーション」の主演女優、タン・ウェイ(湯唯)も香港戸籍を申請中だという。しかし、なぜ揃いも揃って戸籍を移そうとしているのか。

理由は人によって様々だろうが、まず、表現者としてのスキルを磨くということがある。香港は海外から訪れる国際的なパフォーマーに触れる機会も多い。また、ラン・ランなどのように、海外での活動も多い演奏家なら、香港籍のほうが各国への渡航に便利なのは言うまでもない。女優のチャン・ツィイー(章子怡)のように、香港や海外映画への出演が多ければ香港への移住のも当然大いにあり得るし、出国が容易であれば海外に住む恋人と会いやすくなる、というのも頷ける理由の1つだ。

また、中国本土では活動に制約があるため、香港でのより自由な活動に可能性を見いだそうとするケースもある。女優のタン・ウェイがまさにその典型。国際的に評価の高かった映画「ラスト・コーション」も、中国本土では過激な性描写が問題視され、映画の一部がカットされた。彼女が出演したCMもその影響で放送禁止になったりと、事実上、「干された」状態になってしまっている。

このほか、子供を香港籍にしたいというケースもある。香港で生まれれば、子供は香港の永久戸籍が取得でき、中国本土にいるよりも、より多くの可能性を与えることができると考えられる。さらに、香港ならば、中国本土のように「計画出産(出産は1人まで)」の制約もない。俳優の[イ冬]大為(トン・ダーウェイ)がその典型的なケースだろう。(翻訳・編集/岡田)

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