日本人の反応が心配だった映画「南京!南京!」、監督が送る反戦メッセージ―中国

Record China    2008年9月10日(水) 19時44分

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10日、南京攻略戦をテーマにした映画「南京!南京!」が完成、ルー・チュアン監督が作品への思いを語った。写真は映画の撮影シーンと監督・出演者ら。

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2008年9月10日、南京攻略戦をテーマにした映画「南京!南京!」が完成、ルー・チュアン(陸川)監督が作品への思いを語った。新聞晨報が伝えた。

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1年近い時間を費やして撮影したフィルムを約150分の作品にまとめた「南京!南京!」は現在、国家電影局による最終審査待ちの状態。心血を注いだ作品に対し、ルー監督は「削除されることなく、五体満足で帰ってきてほしい」と話していた。

残虐シーンの描写に頭を悩ませたルー監督だが、旧日本兵士の残した手記を中心に、真実性を求めたという。「人間が獣のような行動に走ったという事実は、非常に恐ろしい。これは、人間が今後も同じような事を犯す可能性を示すもので、過去の歴史を見てもそれは明らか」とし、同作は虐殺を描いた恐怖映画でも戦争映画でもなく、あくまで観客の反戦意識に訴える映画だと語った。

中国ではお正月映画として公開予定の同作品だが、海外の映画祭などを通じて沢山の外国人にも見てほしいというルー監督。先日、完成作品を日本人に見てもらった監督は、「当初は民族的感情からなかなか受け入れてもらえなかった。でも、見終わったあとは積極的な反応を見せてくれて、心の不安が薄れた」と話している。(翻訳・編集/Mathilda

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