500年続く「教師一家」が断絶の危機、「教師は稼げない」―四川省楽山市

Record China    2008年9月11日(木) 18時36分

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10日、四川省楽山市挟江県で約500年にもわたって続いた「教師一家」が、存続の危機に直面している。安月給の教師を毛嫌いした17代目が、「跡を継がない」と言い出したのだ。写真は08年9月、各地の「先生の日」イベント。

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2008年9月10日、四川省楽山市挟江県で約500年にもわたって続いた「教師一家」が、存続の危機に直面している。安月給の教師を毛嫌いした17代目が、「跡を継がない」と言い出したのだ。四川新聞網が伝えた。

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挟江県の雷(レイ)さん宅は、明の時代からおよそ500年続く「教師一家」。一族のほとんどが教師で、幼稚園から大学、国語、数学、英語の先生など多彩な顔ぶれが揃う。だが、そんな輝かしい一族が緊急事態に直面している。跡を継ぐはずの息子や娘が「安月給の教師」を敬遠し、「もっと稼げる」IT分野を専攻してしまったのだ。

「自分で最後になると思うと忍びない」と16代目の雷声烈(レイ・ションリエ)さん。9月10日は、中国の「先生の日」。この日は、児童・生徒が日頃お世話になっている先生に「ありがとう」を伝える心温まる1日だ。「教師の仕事は損得ではない」と語る雷さんだが、果たしてその声が跡取り達の耳に届くのだろうか。(翻訳・編集/NN)

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