乗車拒否や遠回り、悪質タクシー運転手の氏名をメディアに公表―上海市

Record China    2008年9月13日(土) 16時55分

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11日、乗車拒否や遠回りなどで市民からの苦情が多いタクシー業界に対し、上海市は悪質な運転手11人の氏名をメディアに公表。さらに罰金200元と15日間の営業停止処分を下した。写真は上海のタクシードライバー。

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2008年9月11日、「東方早報」によると、上海城市(都市)交通行政執法総隊は10日、9日夜に市内陸家嘴地区で実施した違反タクシーの取締りの結果、摘発された悪質なタクシー運転手11人の氏名をメディアに公表した。悪質運転手の氏名公表は今回が初めて。

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9日夜の取締りでは、1時間あまりの間に乗車拒否をした違反タクシーが続々と見つかり、交通隊員が行う違反手続きを待つタクシーが長蛇の列を作った。交通行政執法総隊は、これら違反タクシーのなかでも悪質な運転手11人の氏名と所属会社、車両ナンバーを「上海交通網」などのニュースサイトや報道各社に公表。さらに罰金200元(約3000円)と15日間の営業停止処分を下した。営業停止期間中、運転手には城市交通試験センターが行う特別教育クラスへの参加が義務づけられ、最終試験に合格した者だけが職場復帰できる。

氏名を公表された11人は、混雑する南京路を避けるために「南京路は知らない」と客に答えた運転手や、度重なる違反で営業許可を取り消されていたにもかかわらず運転していた者、近距離の客に「あと2〜3人、同乗者を連れて来い。1人50元(約750円)ずつ払ったら乗せてやる」と言い放った運転手など悪質なケースばかり。上海市では2010年の世界博開催に向けて「おもてなし」の街づくりを目指しており、外国人観光客からも苦情が出ている悪質タクシーの摘発は今後も続けられる見込み。(翻訳・編集/本郷)

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