世界に約20頭だけ!ライオンとトラの交配種「ライガー」が一般公開へ―江蘇省南京市

Record China    2008年9月13日(土) 9時12分

拡大

12日、南京市の紅山動物園で今年5月に生まれた3つ子の「ライガー」(ライオンとトラの交配種)が一般公開され話題を呼んでいる。

(1 / 10 枚)

2008年9月12日、南京市の紅山動物園で今年5月に生まれた3つ子の「ライガー」(ライオンとトラの交配種)が一般公開され話題を呼んでいる。「新華社通信」(電子版)が伝えた。

その他の写真

「ライガー」を産んだのは6歳のホワイトタイガー。父親は同じく6歳のライオンで、2頭は子供の頃から一緒に育てられてきていた。

専門家によると、ライオンとトラの交配種は、ライオン(父)+タイガー(母)の場合は「ライガー」、タイガー(父)+ライオン(母)の場合は「タイゴン」と呼ばれる。自然界ではどちらも生まれる可能性はほとんど無く、人工飼育の環境下でも妊娠する確立は1−2%、生存率は50万分の1で、現在「ライガー」は世界に20頭程度しか存在していないという。

生後4か月になった「ライガー」の体重はすでに約17.5キロあり、生後4か月のトラの標準体重約10キロやライオンの約9キロと比べると倍近い。大人になってもトラの体重は約300キロ、ライオンは250キロ程度だが、「ライガー」は400−600キロにもなる。これは遺伝子上の欠陥が存在し、コントロールできないためといわれている。また、同じ理由から「ライガー」は一般に免疫力が弱いだけでなく寿命も短く、繁殖能力もないという。

同動物園では以前に「タイゴン」の出産に成功したが7日で死亡しており、今回の「ライガー」はここまで順調に育っているものの、飼育係りは「いつまで生きるかは分らない」と語っている。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携