日台ラブストーリー「海角七号」、製作費は新人監督みずから借金で工面―台湾

Record China    2008年9月16日(火) 16時25分

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2008年9月15日、現在台湾で異例の大ヒットを飛ばしている映画「海角七号」だが、サミュエル・ウェイ監督にとって同作品は大きな賭けだったという。写真はウェイ監督。

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2008年9月15日、現在台湾で上映され、異例の大ヒットを飛ばしている映画「海角七号」だが、これまで無名だったサミュエル・ウェイ(魏徳聖)監督にとって同作品は大きな賭けだったという。聯合報が伝えた。

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「海角七号」は製作費5000万NTドル(約1億6000万円)のうち、3000万NTドル(約9900万円)はウェイ監督が借金して工面したもの。今年40歳と若手のウェイ監督は、これまで2本の短編作品しか発表しておらず、いずれも金策に試行錯誤したという。

「海角七号」に取り掛かる前、失業中のウェイ監督は1日100円足らずで過ごした極貧生活も経験。その中での映画制作について「ほんとに大きな賭けだった。この業界は変人が多いからね!」と笑顔で話しつつ、「勇気をもって臨んだわけじゃなく、後ろへ引き下がる道が無かっただけ。ダメになるなら自分の手でダメにしてやろうと思った」と、その心中を語っている。

ウェイ監督は、大学時代に経験した兵役中、映画好きの友人と知り合ったことがきっかけでこの世界に足を踏み入れ、今年で15年目を迎える。故エドワード・ヤン(楊徳昌)監督らのもとで下積み生活を送り、今回が長編映画デビュー作になる。空前のヒットで一躍名前を売っただけでなく、借金の悩みも一気に解決できそうだ。(翻訳・編集/Mathilda

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