Record China 2008年9月17日(水) 5時40分
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15日、粉ミルクに化学物質が混入し、乳児に腎臓結石が多発した事件について、大手ポータルサイトがアンケートを実施。半数の回答者は「安全・健康が一番」で「国産品よりも輸入品が安心」としている結果が導きだされた。写真は回収中の三鹿グループ製の粉ミルク。
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2008年9月15日、国内大手メーカーの粉ミルクに化学物質メラミンが混入し、乳児に腎臓結石が多発した事件について、国内大手ポータルサイト・新浪網(sina.com)はネット上でのアンケートで、消費者の国産製品に対する信用度を調査した。16日午後4時時点での結果は以下の通り。
【その他の写真】
■あなたは輸入品の粉ミルクのほうが国産よりも安全だと考えますか?
はい―13329票(52%)
わからない―7197票(28%)
いいえ―5276票(20%)
■あなたはこれからも国産の粉ミルクを買いますか?
買う、輸入品は高すぎて経済的に難しい―661票(2%)
買うこともあるだろう、国産品全てが劣悪品とは限らないから―6343票(25%)
買わない、母乳がいちばん安全で経済的―6762票(26%)
買わない、多少無理してでも輸入品を求める―12036票(47%)
全回答数25803票のうち、半数の回答者は「安全・健康が何よりも大切」と考えており、現在のところ「国産品よりも輸入品が安心」と考えている人が多い。
中国が急激な経済成長を遂げ、「世界の生産工場」として君臨している事実も確固たるものでありながら、国民の自国製品に対する信頼度は決して理想的ではないことが見て取れる。というのも、こと食品において、国内では異物混入などによる食中毒事件などが頻発しており、今回の粉ミルク事件なども数ある事件の中の一例に過ぎないからだ。
今回の粉ミルクによる「赤ちゃん結石」事件では、主に農村部で被害が広がった。これは経済的に余裕のない家庭で国産の廉価な商品が多く消費されていたから、と推測されるが、アンケート調査の結果を見てみると、「経済的な理由でやむなく国産品しか使えない」としているのはわずか2%であり、およそ半数が「少々無理してでも輸入品(安全品質の製品)を買いたい」と答えている。
中国でも「安全」が商品価値の一部として認識され、「安全をお金で買う」という意識が芽生えだしていることが伺える。(注:インターネットを使用できる環境にあるアンケートの回答者は、比較的裕福な層が集まっている点は考慮しなければならないだろう)(翻訳・編集/愛玉)
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