<四川大地震>原因は地下の「天然ガス」だった―香港大教授

Record China    2008年9月17日(水) 12時59分

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16日、震度8を記録し7万人近くの犠牲者を出した四川大地震について、現地で3か月に及ぶ調査を行ってきた香港大学の教授が、「地下に埋蔵されている天然ガスが発生原因」であると発表した。写真は半旗が掲げられている映秀小学校。

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2008年9月16日、震度8を記録し7万人近くの犠牲者を出した四川大地震について、現地で3か月に及ぶ調査を行ってきた香港大学の教授が、「地下に埋蔵されている天然ガスが発生原因」であると発表した。中国新聞網が伝えた。

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香港大学土木工学部の岳中[王奇](ユエ・ジョンチー)副教授は6月から、中国科学院や中国地震局の専門家10数人と共同で、特に被害が激しかった北川地区と映秀地区における地質調査を行ってきた。その結果、今回の大地震の元凶は、岩層間のすき間に大量の高圧天然ガスがたまったことによるものと断定した。

岳副教授は、現地住民が地震発生の瞬間に地下から大量の花崗岩などが噴出したのを目撃した点に着目。それら花崗岩は化学反応を起こして緑色に変色していたことから、「岩層間のすき間の存在が証明された」としている。

被災地一帯における採掘可能な天然ガスの埋蔵量は1兆2000億立方メートルに上るとされているが、今回の震災ではうち5%〜10%が噴出したと見られている。(翻訳・編集/NN)

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