<汚染粉ミルク>母乳が出れば問題なし、「催乳師」引っ張りだこ―黒竜江省ハルピン市

Record China    2008年9月21日(日) 14時34分

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19日、メラミン混入粉ミルクが市中に出回っているとの報道で、これまで粉ミルクを子供に洗えていた母親たちが母乳に転換。母乳の出が良くなるよう「催乳師」への依頼が殺到中。写真は診察患者であふれるハルビン市の病院。

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2008年9月19日、全国の有名ブランドの粉ミルクに有害物質メラミンが含まれているとの連日の報道で、これまで子供に粉ミルクを与えていた母親たちは戦々恐々。国産粉ミルクが信用できない今、母乳に切り替える母親が急増しているという。遼寧省のニュースサイト「東北新聞網」が伝えた。

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母乳を与えたいのに母乳が出ない母親のために活躍するのが「催乳師(日本の保健婦さんのように母乳マッサージを行う)」である。黒竜江省ハルピン市で2週間前に男の子を出産した劉さんは、お乳の出が悪かったため足りない分を粉ミルクで補っていた。だが汚染粉ミルク報道から粉ミルクを与えることを止めたため、赤ちゃんはお腹をすかして泣くばかり。複数の派遣会社に催乳師を頼んだが、3日たっても派遣されないため劉さんは困り果てている。

ハルピン市内には100人以上の催乳師が登録されているが、現在すべて予約でいっぱいだという。派遣料金も以前は1回50元(約750円)から80元(約1200円)だったが、今では100元(約1500円)にまで上昇している。同市では4000人から5000人の催乳師が必要だが、実際には1000人にも満たない状況。黒竜江省では催乳師の資格について明確な規定がないため、マッサージ師や看護士の資格保有者が催乳師になることも。専門家は悪質な無資格者による被害にあう前に、医療機関をたずねて専門医に相談するよう提唱している。(翻訳・編集/本郷)

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