Record China 2008年9月20日(土) 17時56分
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19日、雲南省政府は記者会見を開き、同省9大高原湖の1つ「陽宗海」のヒ素汚染事件に関する状況を報告、同省関連部門、現地政府の官僚らが説明を行った。写真は17日、汚染を知らず陽宗海で漁をする漁民。
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2008年9月19日、雲南省政府は記者会見を開き、同省9大高原湖の1つ「陽宗海」のヒ素汚染事件に関する状況を報告、同省環境保護局、水利庁、衛生庁、現地政府の官僚らが説明を行った。中国新聞社が伝えた。
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雲南省環境保護部によると、08年6月、環境観測部門は陽宗海の湖水から標準値を超すヒ素濃度を検出、2か月にわたる観測検査、専門家グループによる分析研究の結果、汚染源は付近の化学工場・雲南澄江錦業工貿有限公司の廃水であることが確定された。
陽宗海の汚染は、同社が規定の廃水処理を行っていなかったことから、汚染物質が地下水に浸透し誘発されたという。同社のほか環境法規に抵触する企業7社がすでに閉鎖され、重大環境汚染事故罪の容疑で企業責任者2人を拘留した。
昆明市副市長によると、同事件への応急処置として、陽宗海の湖水の採取禁止、水確保の手配、各政府による海水域の監視制御、水域環境の管理などを行うと発表、「3年で各用途の基準を満たすIII類水質への回復を目指す」と述べた。
陽宗海下流への影響について、省水利庁は汚染発覚後すぐに水門を閉鎖、バブルを制御したことからこれを否定。また、省疾病コントロールセンターは、陽宗海沿岸で被害を受けた家畜や住民がいないことを強調、湖水の汚染は軽く、住民の湖水への接触時間が短かったことから人体への影響も大きくないと説明した。陽宗海付近の農産品について省農業庁は、検査の結果、問題はなかったと発表した。(翻訳・編集/汪葉月)
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