Record China 2008年9月23日(火) 12時5分
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21日、重慶市の農民が5年前に近所の農家から数十元(数百円)で買ったニワトリのエサ入れが、今から約1000年前の北宋時代に作られた博物館所蔵クラスの逸品であることが明らかに。写真がその磁器。
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2008年9月21日、重慶市のニュースサイト「華龍網」は、市内に住む男性が5年前に購入したニワトリのエサ入れが、今から約1000年前の北宋時代の逸品で博物館クラスの磁器であったことを報じた。
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重慶市大渡口区の農民、劉さんは5年前に近所の農家でニワトリのエサ入れに使っていた器に目をつけた。その時すでに割れていくつかの破片になっていた器だが、模様といい形といい現代のものではないと直感した劉さんは数十元(数百円)出して、その器を買い取った。家に持ち帰って破片の泥をきれいに洗い落とし、のりでくっつけて復元すると蓋つきの美しい器に。
劉さんが色々な文献や資料を見て調べた結果、この器は「とんでもない」ものではないかと思うようになり、河南省文物考古研究所の研究員で中国汝瓷鑑定の第一人者でもある趙青雲(ジャオ・チンユン)氏をたずね、問題の器を鑑定してもらった。その結果、北宋(960年〜1127年)から金(1115年〜1234年)までのものに間違いないことが判明。趙氏によると、問題の磁器は割れてはいるものの保存状態は完璧に近く、平たい形と光沢のある釉薬、細かい彫刻など非常に珍しいもので、同様の磁器は上海博物館に2点、個人の博物館に1点所蔵されているだけだという。
劉さんは今月20日、この博物館クラスの逸品を売りに出そうと北京行きの列車に乗った。すでにオークション会社2社が買い手に名乗りを挙げているという。だが彼は「1000万元(約1億5000万円)以下ではこの宝物を手放さない」と豪語している。(翻訳・編集/本郷)
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