<中華経済>税関総署が報告、金融不安と人民元高が対米輸出の減退招く―中国

Record China    2008年9月24日(水) 6時15分

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税関総署は22日、米金融不安と人民元の対米ドル相場の上昇が、08年以降の対米輸出の減速と輸入拡大を招いたと報告した。

2008年9月23日、23日付中国証券報によると、税関総署は22日、米金融不安と人民元の対米ドル相場の上昇が、08年以降の対米輸出の減速と輸入拡大を招いたと報告した。その上で、サブプライムローンに端を発した世界的な金融不安の拡大を警戒し、その連鎖的な影響を十分注視する必要があると警告した。

中国の08年1−7月貿易で米国は第2の貿易相手国を維持したものの、貿易額全体に占める割合は前年同期の16.2%から12.8%へと縮小した。うち輸出は前年同期比9.9%増の1403億9000万米ドルで、伸び率は前年同期と比べて8.1ポイント低下し、02年以降で初の一ケタにとどまった。一方で輸入は23.8%増の487億2000万米ドルと、伸び率は7.9ポイント上昇した。

税関総署によると、金融不安を背景に米国の個人消費が落ち込んでいることがこの期の米国向け輸出の縮小をもたらした上に、米国の外需拡大による景気刺激策が米国からの輸入を加速させた。また、米ドル安を背景とした人民元の対米ドル相場の上昇も中国製品の価格競争力減退につながっている。人民元の対米ドル相場は7月31日現在、05年7月の切り上げから18%超上昇した。(翻訳・編集/HI)

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