<四川大地震>生徒見捨て一人逃げた教師、失職で生活難―四川省

Record China    2008年9月24日(水) 13時23分

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23日、四川大地震の際、生徒を置き去りにして真っ先に逃げ出したことで学校から解雇された元教師が、生活難に陥っているという。写真は範美忠さん。

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2008年9月23日、重慶晩報によると、四川大地震の際、生徒を置き去りにして真っ先に逃げ出したことで、「逃げ足の範」と呼ばれている元教師が、勤務先の中学校をクビになり、生活難に陥っているという。

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元教師の範美忠(ファン・メイジョン)さんは1997年に北京大学を卒業後、都江堰市の光亜中学校で教職に就いていた。震災後、自らのブログに「生徒を置き去りにして真っ先に逃げ出した」、「命を懸けてまで生徒を助ける義務はない」などと体験を綴ったところ、批判が集中。テレビの討論番組「一虎一席談」にも出演し、自らの率直な意見を語ったが、やはり非難の的となり、学校からは解雇された。

ネット上では、「生活の糧を失った範さんに相応しい仕事は何か」という話題に花が咲いている。ある人は「教師という職業に独自の考えがある彼は、塾でも開いて教育に邁進すると良い」と主張。ある人は「テレビ討論で見た通り弁が立つので、ツアコンがぴったりだ」と主張している。

湖南省全民創業活動組織委員会の責任者によると、範さんは現在、湖南省のある企業から資金協力を受け、起業する準備をしているという。しかし、関係者によると、範さんは妻子とともにようやく落ち着いた生活を送ることができるようになり、今のところ妻子を残して他所で起業するつもりはないと話しているという。(翻訳・編集/岡田)

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