ネズミ捕獲訓練に励む「箱入り」ギツネたち―新疆グルバンテュンギュト砂漠

Record China    2006年9月5日(火) 12時1分

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ネズミの捕獲訓練に励む黒や茶色のキツネたち。ネズミ捕りで捕まえたネズミを与えたりなどして、野性に戻す努力がなされている。

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2006年9月2日、新疆(しんきょう)のグルバンテュンギュト(古爾班通古特)砂漠のはじにある、福海(フハイ)県冬牧場のキツネ養殖場では、銀や黒、茶色などのさまざまな毛並みのキツネたちが、ネズミを捕まえる練習をしている。現在新疆ではこうしたキツネの訓練が盛んに行われ、草原のネズミの害を減らすのに役立っているという。これら13匹のキツネの活躍により、1ムー(667平方メートル)あたりのネズミの巣は、ついに1個程度にまで減少した。野生のキツネは草原のネズミ類の天敵で、1匹のキツネは1334haのネズミを退治することができるという。しかし新疆草原の野ギツネはもともと少なかった上、乱獲でますます数が減少した。本来新疆キツネ養殖場は、キツネを繁殖させて毛皮をとるだけだったが、よりよい自然環境を実現するために、一部のキツネに狩りを教え、草原に放してネズミを捕まえさせることにした。このようにキツネやタカなどの動物利用によってネズミが激減し、猛毒の殺鼠剤をばらまいたりして草原を汚染することなくすんだ。グルバンテュンギュト砂漠は、新疆北部のジュンガル盆地に位置する。南西にボロホロ山脈、南東にボグダ山脈が連なり、北部をウルングル河が流れている。 その面積は4万8800平方キロメートルで、中国で2番目に大きい砂漠とされる。天然ガスと鉱物資源を豊富に埋蔵し、水源も数多くある。

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