ロケット技術売却容疑で中国系科学者を拘束―米国

Record China    2008年9月25日(木) 19時36分

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25日、米国バージニア州の連邦地方裁判所は、上海市出身で米国籍を取得済みの科学者・舒全生氏が、ロケット技術に関する情報やデータを不法に中国へ売却した疑いで当局に身柄を拘束されていることを明らかにした。写真は中国の宇宙飛行士科学研究訓練センター。

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2008年9月25日、米国バージニア州の連邦地方裁判所は、上海市出身で米国籍を取得済みの科学者・舒全生(シュー・チュエンション、68歳)氏が、ロケット技術に関する情報やデータを不法に中国へ売却した疑いで当局に身柄を拘束されていることを明らかにした。「環球時報」が伝えた。

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バージニア州にあるIT企業の社長を務めている舒氏は、液体水素を利用したロケットエンジンに関する技術情報を不法に中国へ売却した疑いで現在当局に身柄を拘束されている。舒氏は武器輸出管理法違反などに問われており、刑が確定すると懲役10年以上になると見られている。

最近頻発している中国関係者による米国軍事機密の不法取得や漏洩事件について、政府関係者は「米国政府は、中国への民間・軍事両用技術や軍事装備の流出を防ごうと躍起になっている。これは中国を依然として脅威として捉えている政府要人が少なからず存在しているからだろう」と指摘しているという。(翻訳・編集/HA)

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