Record China 2008年9月26日(金) 12時13分
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24日、中国のメラミン含有粉ミルク事件で、系列下にある甘粛省の牛乳メーカーも風評被害に。地元政府はメーカーを救うため、小中学生を含む市民に毎日牛乳を飲むよう命令。写真は乳製品大手・伊利の牛乳。
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2008年9月24日、中国のポータルサイト「網易」の掲示板に、河北省の三鹿集団製造のメラミン混入粉ミルクが原因で、同社の系列下にある甘粛省の牛乳メーカーが大打撃を受けたという情報が書き込まれた。
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それによると、同省酒泉市の好牛乳業食品有限責任会社が製造する乳製品には三鹿集団のブランドマークがついているため、同社の製品が実際は河北省の本社とはまったく別の生産ラインで、メラミンは検出されていないにもかかわらず、売れ行きも信用もがた落ちだという。
酒泉市の陳春明(チェン・チュンミン)市長は「このままでは主要な地場産業である牛乳工場がつぶれるだけでなく、酪農家も生活できなくなる」として、市政府と市共産党組織、国営企業の幹部職員および小中学生、酒泉市に駐留する人民解放軍の兵士に3か月間毎日500ccの牛乳を飲むよう命令を下した。
これに対し、「乳糖不耐症などで牛乳が飲めない人はどうするのか?」というものや、「本当に飲み干したかどうか、最後まで見届ける人がいなければ、飲まずに捨てるのでは?」といった疑問が同掲示板に書き込まれており、「あなたが酒泉市民なら、地元政府が率先して牛乳を飲んでいる姿を見て、地元生産の乳製品への信頼を回復しますか?」という質問には、約90%のユーザーが「No」と答えている。(翻訳・編集/本郷)
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