中国人には理解できない日本の「変態」文化―香港紙

Record China    2008年9月27日(土) 23時21分

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24日、香港紙・文匯報は「日本のアダルト文化の日常的基礎」と題したコラムを掲載、アダルトビデオなど中国人の目から見れば「変態」的なものが日常にあふれている日本文化について解説した。写真は長沙市で開催された性健康・性文化博覧会。

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2008年9月24日、香港紙・文匯報は「日本のアダルト文化の日常的基礎」と題したコラムを掲載、アダルトビデオや成人向け雑誌、風俗街など中国人の目から見ればあまりに「変態」的なものが日常生活にあふれている日本文化について解説した。26日、中国新聞社が伝えた。

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性に関しては道徳的にも法律的にも厳しい制限がある中国人の目から見れば、日本は驚きの国にほかならない。コンビニには成人向け雑誌が並び、若者もスーツ姿のサラリーマンも恥ずかしがりもせず立ち読みしている。どこの街にいっても風俗街があるが、中国とは異なり、整然と営業している。なかには観光案内所のような案内所まで設けられている場所もある。

同誌によれば、こうした日本のアダルト事情を中国人は日本起源の言葉「変態」で理解し、いわば「常態」から逸脱した世界が日常に入り込んでいることに、驚いたり批判の目を向けたりしている。しかしこうした見方は中国人の視点から日本文化を評価する、比較文化の視点から見れば誤った方法に過ぎないと同紙は指摘する。

つまり日本のアダルト分野における「変態」とはなにか正常なものと対立する概念ではなく、そもそもが日常と融合したもので何も不思議なことはないのだ。それは日本最大の同人誌即売会コミックマーケットでは同人誌の8割がアダルト関係であり、今では親子連れの参加者が恥ずかしがりもせず一緒にボーイズラブ(少女向け男性同性愛)の本を買っていることからも読み取れる。あるいは中国人が奇異の目を向けることに対し、日本人はこう答えるかもしれない。「あなたたちは何をそんなに驚いているんだ?」、と。(翻訳・編集/KT)

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