Record China 2008年10月1日(水) 8時22分
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26日、国内主要8都市における「ハイレベルなキャリア女性」の消費実態に関する調査結果が発表された。学歴も収入も高い彼女らの多くは「自分自身のためによりお金を使うべき」と考え、ブランド志向も強いことがわかった。写真はオフィスでヨガを行うOL。
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2008年9月26日、北京、上海、広州などの国内主要8都市で167万人を数えるとも言われる「ハイレベルなキャリア女性」の消費実態に関する調査結果が発表された。彼女らは、国内の消費を牽引する大きな勢力と考えられている。中国の大手調査会社CTR市場研究の特別提供記事。
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ここで定義する「ハイレベルなキャリア女性」とは20〜45歳で高収入、高学歴の女性を指す。平均月収は7000元(約10万5000円)、平均世帯年収が24万元(約360万円)、42.6%が大卒以上、40%が管理職クラス。この調査では4000人にアンケートを実施した。
まず、ハイレベルなキャリア女性の消費観念を象徴する意見として、「自分自身のためによりお金を使うべき」という声が多く聞かれた。70%がこれを肯定する回答をしている。また、72.2%が「自分の収入でブランド品を購入したことがある」とし、ぜいたく品への旺盛な購入意欲を示している。
ぜいたく品の消費状況だが、53.5%が自家用車を所持しているほか、92.5%がデジカメを、63.9%がノートパソコンを所有するなど、IT製品も一通り揃えている層が多い。また、香水、ジュエリー、かばん、くつなどの服飾品、香水や基礎化粧品などの美容関連用品への関心も高い。ブランドを重視する傾向が強く、60%が総合販売店ではなく各ブランドショップで商品を購入している。また、化粧品に関しては73.6%が固定ブランドの製品のみを購入するとした。美容関係ではさらに、57%が「月1回エステに行く」と答えている。また、中国国内への広告費用の投入額でトップ5を占める服飾ブランドはルイ・ヴィトン、シャネル、グッチ、フェンディ、アルマーニで、その総額は263億元(約3945億円)にのぼっている(今年1〜8月の統計)。
ブランドにこだわる彼女たちだが、70%が自分自身を「トレンドや情報に敏感」だと考えている。彼女らの情報収集手段は90.8%がテレビ、78.5%が新聞、69.2%がインターネットで、主に美容、グルメ、服飾の分野に関心が高い。
以上の調査結果から、中国のハイレベルなキャリア女性は自分磨きに大きな関心を払い、そのための消費を惜しまず、新しいものやトレンドに敏感で、ブランド好きだとの傾向がうかがえる。(翻訳・編集/愛玉)
■CTR市場研究
本社を北京に置く中国の大手調査会社。国内最大の調査網を持ち、市場調査と分析、コンサルティングを業務とする。消費者指数、消費動向、メディア戦略、医療、自動車、金融、電子通信機器などの幅広い分野で展開する。
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