<中台>パンダ外交、台湾の固有種と交換へ―中国

Record China    2008年10月1日(水) 10時58分

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30日、中国本土から台湾へパンダが贈与されることになっているが、パンダと引き替えに、台湾から固有の動物が中国本土へ渡ることになるという。写真は台湾へ贈与される予定のパンダ「団団」と「圓圓」。

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2008年9月30日、中国本土から台湾へパンダが贈与されることになっているが、29日、台湾当局上層部が明らかにしたところによれば、パンダと引き替えに台湾固有の動物が中国本土へ渡ることになるという。台海ネットが伝えた。

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台湾紙「中国時報」の報道によると、台湾当局の農業委員会、大陸委員会、国家安全会議など関係部門による度重なる協議の結果、中国本土と台湾の間でお互いの動物を交換することが決定した。台湾から中国本土へ渡る台湾固有の動物が何になるかは未定だが、台湾猿と台湾黒熊はすでに候補から外れているとのことで、台北市の市鳥でもある「台湾藍鵲(アオカササギ)」が有力視されているという。

アメリカや日本に来ているパンダは、ワシントン条約の関係で「レンタル」というかたちになっているが、同じ方法では台湾が中国に多額のレンタル費用を支払うことになる上、「国と国」の間でのやりとりという名目になってしまい、台湾を国内として扱いたい中国本土の政治姿勢に反することから、今回の「交換」方式が採用されることになったという。

中国の海峡両岸関係協会の陳雲林(チェン・ユンリン)会長は、10月末までには台湾の海峡両岸基金委員会の江丙坤(ジャン・ビンクン)理事長と2度目の会談を行い、その際には自らパンダの「団団(トゥアントゥアン)」と「圓圓(ユエンユエン)」を連れて台湾へ赴きたいと話しているという。(翻訳・編集/岡田)

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