2008年9月28日、「中国新聞網」は政府が2005年から2010年までの5年間で4億2000万元（約63億円）の巨費を投じてシルクロードの一部である新疆ウイグル自治区内にある21遺跡の保護と修復を行うことを報じた。

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この計画にはかつてシルクロードとして栄えた同自治区にある遺跡の中で、豊富な出土品や彫刻、壁画などを有する歴史的文化的にも価値の高い21か所の大型遺跡が対象。その多くがトルファンを含むタリム盆地、バインゴリン・モンゴル自治州、カシュガル、ホータンなどに集中している。

同自治区財政庁はこれまでの3年間で8000万元（約12億円）を投じ、交河故城や高昌故城、楼蘭などを含む19の遺跡の保護修復に乗り出したが、遺跡本体の修復だけでなく必要な施設の建設や測量、発掘などの考古学調査も行っている。古代シルクロードの繁栄とともに発展してきた新疆地区だけに、遺跡の保護と修復には重大な意義があるといえよう。（翻訳・編集/本郷）