2008年9月30日、国家質検総局はこのほど、国内の154社に対して粉ミルクの品質検査を実施し「市場に出回る大部分の製品は安全である」と表明した。中国新聞社の報道。

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中国国内にはおよそ290社の粉ミルクメーカーがあるが、同局は市場シェアの70％を占める154社を対象にサンプル検査を実施。うち、134社の製品に問題はなかったとした。今回の検査対象は乳児用の粉ミルクや牛乳にとどまらず学童用や成人用の粉ミルクにも拡大、合格率は88．3％となった。

問題が発覚したのは20社の31ロットに及ぶ製品。そのほとんどが三鹿グループおよび関連企業の製品だった。すでに回収が進められ、市場には出回っていないと発表されている。また、専門家によると、成人の場合は少量のメラミンを含む食品を摂取しても体外へ自然排出するため特に問題はなく、現在のところ、腎結石などの症状を訴える成人病例は確認されていないという。(翻訳・編集/愛玉)