Record China 2008年10月2日(木) 11時59分
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1日、中国の大手乳製品メーカー「三鹿集団」の汚染粉ミルク問題で、当局が問題を把握した北京五輪直前の8月初旬、同集団が当局に「マスコミの統制」を依頼していたことが報じられた。写真は病院が実施する腎結石検査に詰めかける乳児の保護者ら。
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2008年10月1日、中国の大手乳製品メーカー「三鹿集団」の汚染粉ミルク問題で、英国BBC放送の中国語サイトは、当局が問題を把握した北京五輪直前の8月初旬、同集団が当局に「マスコミの統制」を依頼していたと報じた。
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三鹿集団の本社がある河北省石家庄市当局は8月2日、同集団製粉ミルクを飲んだ乳幼児が腎臓結石などを発症した件に関する報告書を同集団から受け取っていた。報告書には「社会の混乱を避けるため、マスコミの統制をお願いしたい。問題製品の回収に良好な環境を与えて頂きたい」と書かれており、問題が明るみになる前に内密に問題製品の回収を行う考えがあったと見られている。これに対し石家庄市政府の報道官は「マスコミ統制は行っていない」と否定。問題発覚後は「すぐに取るべき措置を取った」と釈明した。
今回の事件では、当局が汚染の事実を把握してから公表されるまで1か月以上も経過。その結果、4人の乳児が犠牲となり、全国の潜在患者数も3万人以上に上ると推測されている。その後、他社製品からも続々と汚染の事実が確認され、中国製乳製品の世界的信用はがた落ちとなった。(翻訳・編集/NN)
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