2008年10月2日、米e-Bay傘下のスカイプは、中国の通信会社TOM社と設立した合弁会社「TOM−Skype」がユーザーのチャット記録をサーバーに保存し、個人情報が外部から簡単に手に入る状態であった件について、謝罪を行った。英BBC中国語版が伝えた。

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スカイプ側は、06年にTOM−Skypeが中国の法律に則ってメッセージやチャットに対する検閲を行っていることは公表済みだとした上で、「サーバーに保存していることまでは聞いていなかった。現在TOM側に確認をしている」と述べた。これに対しTOM−Skypeは声明を発表し、「我々は中国の企業。特定のキーワードに対する検閲は、中国の法律に則っている」と反論している。

今回の問題は、カナダのトロント大学にあるCitizen Labの報告で明らかになった。Citizen Labが指摘する「問題のある」キーワードは、「共産党」「法輪功」「胡錦濤」「台湾独立」などとなっている。（翻訳・編集/NN）