2008年10月3日、新華社サイト「新華網」は台湾交通部観光局の発表として、今年7月18日の台湾団体ツアー正式解禁から10月2日までの間に中国大陸から台湾を訪れた観光客の数が2万994人であることを伝えた。これに訪問団や交流イベントへの参加者などを加えると、台湾への訪問者は5万人を超えるという。

【その他の写真】

だが10月1日の国慶節（建国記念日）とその前後を含めた大型連休に、大陸から大勢の観光客が来ると期待していた台湾側は肩透かしをくらった形に。9月26日から10月2日までの1週間で、4343人の観光客が訪れただけだったが、これについて観光局は「台湾ツアーの窓口となる大陸の観光会社の数が圧倒的に少ないから」と説明している。

平均的な台湾ツアーの日程は7泊8日で、費用は3万2000台湾ドル（約10万円）から4万台湾ドル（約13万円）。10月31日から11月3日まで、台北市では「海峡両岸台北観光展」が開かれるが、このイベントを通じて大陸の観光業界とより積極的に連携できるよう期待している。（翻訳・編集/本郷）