魚の大量死事件、責任企業を厳罰処分に―広東省広州市

Record China    2008年10月5日(日) 15時52分

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4日、9月に広東省広州市の河川で連続して発生した魚の大量死。先ごろ、両事件の発生原因がともに判明し、責任企業が閉鎖や操業停止など、厳罰に処されたことが明らかとなった。写真は5月、広東省仏山市で2万匹の魚が死んでいるのが見つかった。

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2008年10月4日、先月、広東省広州市を流れる流渓河、巴江河で立て続けに発生した魚の大量死。先ごろ、両事件の発生原因がともに判明し、責任企業が閉鎖や操業停止を命じられるなど、厳罰に処されたことが明らかとなった。広州日報が伝えた。

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先月7日夜から8日午前にかけて、同市白雲区の流渓河流域で発見された魚の大量死。調査によって、花都区にある化学工場の排水が原因であることが明らかに。同工場では7日に火災事故が発生しており、消火過程で側溝から流れ出たアニオン性界面活性剤が、流渓河に流入したとみられている。

専門家によれば、界面活性剤は人体への有害な影響はないものの、魚はえらに吸着すると窒息死することがあるという。なお、市環境保護局が実施した流渓河流域8か所の調査で、水質の安全性が確認されている。

同じく同市花都区の巴江河流域で魚の大量死が発見されたのは、先月24日午前のこと。死んだのは主に稚魚で、数量約150kg。発見された流域は約3kmに及んだ。調査によって、巴江河から約1km離れた同村のセラミックメーカーから排出された汚泥が原因であると判明した。汚水処理設備の故障を放置した結果、側溝から排出された汚泥が巴江河に流入し、水中が酸欠状態となったとみられている。なお、魚の死骸が発見された周辺エリアで実施された調査で、水質の安全性が確認されている。(翻訳・編集/SN)

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