Record China 2008年10月8日(水) 9時3分
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5日、台湾の空港が「縁辺化」の危機に直面していると台湾当局が初めて明確に指摘した。アジア太平洋地域の中枢的存在ではなく、周辺の一部に過ぎなくなるという。写真は台湾桃園国際空港。
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2008年10月5日、台湾当局は台湾の空港が「縁辺化」の危機に直面していると初めて明確に指摘した。アジア太平洋地域の中枢的存在ではなく、周辺の一部に過ぎなくなるという。台湾の報道を中国新聞社が伝えた。
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5日付「中国時報」によると、台北市と高雄市を結ぶ高速鉄道に国内線が圧され、国内空港の利用者数が激減。足並みを揃えるように台湾桃園国際空港や高雄国際空港の利用者数も減少傾向をたどるようになったという。
台湾交通部の最新統計データによると、今年1〜8月、両国際空港の利用者数は前年同期比3.4%減と24.2%減。8月だけみても、桃園国際空港の利用者数は同10万人少ない。「経済環境の全体的変化や燃料高のほかに、アジア太平洋地域で空港が続々と新設・増築されていること、中国本土の空港市場が開放に向かいつつあることが要因」と交通部は分析する。
ちなみに、07年の桃園国際空港の利用者数は前年比2.5%増。韓国仁川空港10.8%増、北京首都空港9.4%増、香港空港7.2%増、広州白雲空港18.9%増など近隣の国際空港と比較すると、実質的には後退している。そのうえ、アジア太平洋地域の国際空港ランキングでは、主要空港が順位を維持したり上昇させたりする中で、桃園国際空港は13位から14位とランクダウンしており、今後も警戒が必要と同紙はまとめている。(翻訳・編集/SN)
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