中国人旅行客200人、空港での徹底取り調べに不満爆発―サイパン島

Record China    2008年10月9日(木) 10時16分

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8日、上海からサイパン島へ向った中国人旅行客約200人が同島の空港で足止めされ、うち数十人が米麻薬取締局(DEA)や税関から徹底的な取調べを受けたが、結局何も発見されなかったという。写真はサイパン島。

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2008年10月8日、米国の中国語新聞「世界日報」の報道によると、上海からサイパン島へ向った中国人旅行客約200人が同島の空港で足止めされ、うち数十人が米麻薬取締局(DEA)や税関から徹底的な取調べを受けたが、結局何も発見されなかったという。「中国新聞網」が伝えた。

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一行は、最近開通したばかりの上海−サイパン島路線を利用した中国人旅行客約200人。5日午前2時ごろサイパン島に着陸したあとDEAと税関による取調べが開始された。うち数十人は個室に通され、厳しいボディチェックとともに、携帯品や荷物の徹底的な検査を受けた。

このためにスケジュールが3時間半ほど遅れることになり、旅行客は「なぜ我々を尊重しないのだ!」「ここには二度と来ない」など不満を訴えたという。

こうした反応に対し、DEAの捜査員は「薬物発見のため、我々は常に抜打ちの捜査を行っている」と説明。サイパン島税関の責任者は「DEAによる空港での捜査は、薬物持込などの情報に基づいて実施されることが多い」と話しているが、今回の捜査では結局何も発見されなかった。

一方、サイパン島観光局の責任者は「今回のような事件が起こると中国でのサイパン島の評判を損ねるため、以後発生しないよう関係部門と交渉中だ」と話している。(翻訳・編集/HA)

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